おみぃの裏山

アラフィフおみぃの詩のブログです^_^どうぞごゆっくり

中原中也の詩④

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こんにちは、おみぃです。

 

みなさんよく眠れてますか?

 

暑かったり、ジメジメしたり、虫が一斉に活動し始めたり…苦手な季節ですが、私はかろうじて生きてます。

 

眠れない熱帯夜に読みたい詩を選んでみました。

 

少しでも、ひやっとしてもらえたら嬉しいです🐧

 

 

「雪が降っている……」

雪が降っている、

  とほくを。

雪が降っている、

  とほくを。

捨てられた羊かなんぞのように

  とほくを、

雪が降っている、

  とほくを。

たかい空から、

  とほくを

とほくを

  とほくを、

お寺の屋根にも、

  それから、

お寺の森にも、

  それから、

たえまもなしに。

  空から、

雪が降っている

  それから、

兵営にゆく道にも、

  それから、

日が暮れかかる、

  それから、

喇叭(らっぱ)がきこえる。

  それから、

雪が降っている、

  なほも。

 

「詩人の嘆き」

私の心よ怒るなよ、

ほんとに燃えるは独りでだ、

するとあとから何もかも、

夕星(ゆふづつ)ばかりが見えてくる。

 

マダガスカルで出来たといふ、

このまあ紙は夏の空、

綺麗に笑つてそのあとで、

ちつともこちらを見ないもの。

 

あゝ喜びや悲しみや、

みんな急いで逃げるもの。

いろいろ言ひたいことがある、

神様からの言伝(ことづて)もあるのに。

 

ほんにこれらの生活(なりはひ)の

日々を立派にしようと思ふのに、

丘でリズムが勝手に威張つて、

そんなことは放つてしまへといふ。

 

中原中也全詩集』角川ソフィア文庫より引用

 

 

 

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